2025.10.09
2023年6月2日から3日間、私と宍戸はある実験をした。
とにかく知りたかった。
浅草で予告無しの書道体験ワークショップをしたらどれくらいの外国人が参加するのか?
結果は予想以上だった。数だけではない、体験者の輝き度だ。
特に大筆を握った人たちの反応は格別だった。
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上下着替え、靴下を脱ぎ、深々と頭を下げ、ぎこちない手つきで、初めての挑戦に向かうその眼差し、そしてすべてを終えたときの笑み。
これが忘れられない。
何て素敵な表情なんだろう。
一瞬の禅。
最終日の帰り道、私たちは心に誓った。
こんなことができる生き方をし続けたい、と。
そして、この一期一会の素晴らしさを分かち合える大切な仲間とも出会った。
そして今、私たちは輝かしいオールを握り進んでゆく。真剣に、ゆっくり、そして区切りには笑みを浮かべて。ちょうどあの時の挑戦者たちのように。