2025.12.31
「花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや」藤原 家隆
▼この和歌の直訳→桜の花が開くのばかりを期待している人たちに、誰も訪れることのない山里の、雪解けの土の合間から生えだした春の草の息吹を見せたいものだ
▼この和歌の意味→脚光を浴びる結果(花=桜)だけでなく、育つ過程や、雪間に芽吹く草のような素朴な息吹に目を向けることが大切である
日本文化「詫び寂び」の真髄とも言える美意識である。千利休が最も愛した和歌の一つとされる。