書道は古代中国から伝わり、日本で独自の発展を遂げてきました。時代を超えて受け継がれる筆の動きには、千年の歴史と人々の想いが宿ります。線や形のひとつひとつに、古の息遣いを感じながら、文字の奥にある美を味わいましょう。
墨、筆、紙、硯。書道を支える道具には、職人の技と想いが詰まっています。手に取るだけで心が研ぎ澄まされるような感覚があり、道具の重みや香りが、書く心を整えてくれます。
書はただ文字を書く行為ではなく、線の流れや墨の濃淡、リズムや余白に美が宿ります。観る目を養うことで、書の深さや表現の幅が見えてきます。書に向き合う時間は、自分自身の感覚や美意識とも向き合う時間です。
墨を磨ると、自然と呼吸が整い、心が静まっていきます。水と墨の香りが漂う中、ゆっくりと手を動かすことで、日常の雑念が消え、集中の世界へと導かれます。
筆を手にすると、背筋が伸び、呼吸が筆先に乗る感覚が生まれます。力の入れ具合や手首の動き、紙との距離を意識しながら、筆先と心がひとつになる瞬間を感じます。
線や点、払いの動きを実際に試し、筆と紙の感触を体感します。自由に書くことで、自分の手の動きやリズムを知り、思い通りに表現する感覚をつかみます。
小筆を使い、自分の名前のカタカナをお手本を見ながら練習します。それぞれ特有の細やかな線や繊細な表現が現れてきます。(日本独自の優雅な色彩の和紙への極細筆体験もご要望にお応えできる場合があります。)一文字ずつ丁寧に清書することで、さらに集中力と美意識を高めます。
大筆を手に取る前に、まず黙想し、一礼。「なぜその文字を選ぶのか、なぜ書きたいのか」と自らに問うたのち、誓いの一文字を白い紙へ。筆を持てば、全身を使った表現が始まります。墨の量、筆の運び、呼吸と動作を重ね、心を解き放ちます。仕上がった作品には滲みや掠れ、墨の光沢が宿り、そこにうまい下手は存在しません。それは他の誰にも生み出せない、あなた自身の「誓い」の証なのです。
最後に、書いた文字を日常に残す記念品として形にします。ネームプレートや団扇、しおり、Tシャツなど、作品が形になることで、体験の思い出が長く生き続けます。
2000年の歴史に育まれた書の世界へ。筆先に心を集中させ、線を重ねるたびに、自分自身と向き合う特別な時間が流れます。守(学ぶ)で基礎を知り、破(体験)で自由に表現し、離(表現)で心そのものを作品に託す。小筆や大筆、記念品制作まで、プロの書道家が教えるここでしか味わえない書道体験があなたを待っています。
書道の体験に加え、坐禅で心をさらに澄ませる時間を。呼吸を整え、静かな空間で座ることで、筆先の感覚が研ぎ澄まされます。墨を磨る音、筆の動き、坐禅の呼吸。すべてが融合し、日常から離れた深い集中の世界へと誘います。書の作品も、坐禅を通した心の余白が表れる、あなたらしい一文字に。
茶道で一期一会の大切なひと時を楽しみ、五感を磨き心を解きほぐす。そして、自然と一体化するような平穏な呼吸から心を鎮める坐禅の時間へ。最後に迎える書道では、筆先の感覚がさらに豊かになり、全てのことがひとつの体験として融合。茶の香りと墨の余韻に包まれる格別に贅沢な日本文化体験です。
自然にあふれる都内近郊の寺院、古民家を貸切り、茶道、坐禅、書道のすべてを閉じ込めた至高の禅体験コース。お茶の香りに五感を研ぎ澄ませ、坐禅で心を鎮め、書道で集中と自己表現の舞台へ。それぞれの体験が互いに響き合い、日常から離れた特別な時間を作り出します。最後に創る書の作品は、ただの文字ではなく、あなたの心の風景そのもの。深く、静かで、美しい日本文化の世界を体感できます。映像記録とともに日本での最高の記念になるはずです。
お問い合わせフォームからご予約いただくか、旅行代理店様、または提携旅行サイトや提携アクティヴィティサイトよりお申込みください。
ご予約内容と集合場所を記載した確認メールをお送りします。
※当日スムーズに進めるため、「書きたい文字」を事前に考えておくことをおすすめします。
体験会場にてスタッフがお迎えいたします。動きやすく、汚れても差し支えのない服装でお越しください。
※送迎サービスをご利用の場合は、滞在ホテルなど指定の集合場所からご案内します。
「学び、試し、挑む」。じっくりと心を整え、自分がなぜその文字を書きたいのかを内省します。そして誓いとともに、大筆で一気に書き刻みます。
完成した作品を眺めながら、感じたことや体験のひとときを振り返り、一同で語り合います。
体験の証としてオリジナル記念品をお渡しします。また、ご希望の方には年賀状やメールマガジン、ご紹介割引のご案内など、継続的なつながりをお届けします。
ご希望に応じて、作品や体験の様子をYouTube・ホームページ・Instagramに掲載いたします。思い出を世界と共有することができます。